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ID :  4993
公開日 :  2007年 10月15日
タイトル
[17日午後9時半の米指標に注意、もちろんG7にも
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新聞名
Klug クルーク
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元URL.
http://www.gci-klug.jp/yamaoka/07/10/15/179g7.php
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写真:
 
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週初恒例の今週の注目材料です。
今週の注目材料は、 17日午後9時半に発表される米消費者物価指数(CPI)と住宅着工件数です。
金融市場の混乱もあり、 9月18日のFOMCにおいて、 市場予想を上回る0.5%の利下げに踏み切った米当局ですが、 今年、後二回FOMCが残る中、 市場では、追加利下げがあるのか否か、 意見の分かれる状況となっています。
夏ごろまでは、FOMCでの最大の関心事であったインフレ圧力については 利下げに踏み切ったFOMCの議事録において 若干リスク残るが好ましく推移と評されており、 利下げが正当化されています。
実際、CPIの中でも注目度の高いコアの前年比を見てみると、 年初の2.7%から着実に低下が続いており、 前回の発表で2.1%まで下がってきています。
今回の予想は前回と同じ2.1%となるというもので、 じりじりとした下落トレンドは継続。
追加利下げを妨げるものにはなっていません。
ただ、年初から反発がなかっただけに、 少しでも前回より強くなるようだと、 追加利下げ期待が後退してくる可能性があります。
また、CPIと同時刻には、米住宅着工件数(9月)も発表されます。
住宅市場の冷え込みが、サブプライム問題を呼び、 サブプライム問題が信用収縮に繋がって、 住宅ローンの新規受付が厳しくなり、 さらに住宅市場が冷え込むという悪循環が見られる中、 前回の住宅着工件数は、12年強ぶりの低水準を記録して 住宅市場の冷え込み状況をはっきりと示しました。
今回は、前回の133.1万件から128.5万件と さらに低下傾向が続くという予想が中心となっており、 予想程度の落ち込みであれば 織り込み済みということで、市場のインパクトも小さいと思われます。  ただ、予想を大きく下回った数字となった場合や、 予想を上回って前回値を越えてくるようだと 波乱要因になる可能性があります。。
また、19日にワシントンで開かれるG7にも要注意です。
欧州要人がユーロ高について懸念を表明する中 どのような形で、為替市場に対して牽制が出てくるのかが最大の注目点です。
世界的な金融市場の混乱や 最近台頭が著しい国富ファンドの話題などもふくめて 同日夕方に発表される G7共同声明の内容をしっかり見ていきたいところです。