ID :
4768
公開日 :
2007年 9月20日
タイトル
[増田町の漆蔵資料館土蔵など登録有形文化財に 文化審議会が答申
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新聞名
秋田魁新報
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元URL.
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20070921o
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元urltop:
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写真:
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文化審議会(石澤良昭会長)は21日、横手市増田町の佐藤養助商店漆蔵資料館土蔵を含む166件(82カ所)を新たに登録有形文化財とするよう伊吹文明文部科学相に答申した。本県の同文化財はこれで
145件(56カ所)となる。
漆蔵資料館は、明治期から昭和初期にかけ豪商の町として栄えた同市増田町の中心市街地の一角にある。江戸時代から8代続いた商人・大地主の小泉家が明治後期から大正中期にかけて建造したとされ、棟札には大
正10年と記されている。平成4年に稲庭うどんの大手・佐藤養助商店が取得し、13年に漆蔵資料館として開設した。
内部には、文庫蔵、みそ蔵、仏蔵の3つの内蔵があり、文化財に登録される文庫蔵は土蔵造り2階建て、妻入、切妻造りで建築面積は52・72平方メートル。基盤は切石布積(ぬのづみ)で、側面の外壁は白黒のしっくいで
塗り分けられ、内部の棟木や柱、床などは杉やケヤキ、クリ材で組み立てられ、漆を塗り上げて華やかな仕上げ。1階座敷部分を改修しているほかは、建立当時のままの姿を保っている。