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木造建築のネツト記事
ID :  4714
公開日 :  2007年 9月13日
タイトル
[漂流ゴミ撤去にため息 目立つ木くずや枯れ草 脇の沢漁港
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新聞名
東海新報
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元URL.
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/index_main.cgi?mode=kiji_zoom&cd=nws2876
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元urltop:
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写真:
 
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陸前高田市米崎町の脇の沢漁港で十一日、台風9号の影響で河川を通じて同漁港周辺に流れ込んだ流木や木くずなどを撤去する作業が行われた。大量のゴミに漁業者からはため息が漏れ、困惑と怒りの表 情で作業に追われていた。
広田湾漁協米崎支所によると、台風の影響でカキ養殖棚が大きな被害を受け、同支所が管轄するうちの二割近い約五十の養殖棚が破損。台風通過後の九日には養殖棚の復旧、撤去作業などに追われた。
 収穫間近のカキの多くが海底に落下し、波によってこすれあってダメージを受けたカキも出荷商品にできず、被害総額は甚大となりそうだ。壊れた養殖棚の丸太材を切って解体する作業では、養殖漁業者は無念の表情 を見せていた。
 漁港内一面に漂う木くず類や枯れ草などのゴミにも困惑の表情。漁業者にとってはダブルパンチの被害だ。養殖棚の復旧作業はまだ残っているが、細かい漂流ゴミは漁船の水吸い込み口に入り込んでエンジンを壊すこ ともあるため、急いで撤去する必要がある。また、流木などは満潮時に沖に流されていく可能性があり、漁船航行の妨げにもなるという。
 十日から手分けして始まったゴミの撤去は、タモ網を使って細かい木くずなどをすくい上げるという気の遠くなるような作業。十一日の作業だけで軽トラック五十台分以上となったが、まだまだ湾内にゴミが浮いている状 態。沖合に残っているゴミが風によって再び漁港などに漂着する可能性もある。
 漁業者の一人は「これまでの大雨後でも、同じようなものが流れ着いたが、今回はとても木くず類のほか田や畑で見られるような草類が多い」と疲れた表情で話す。関係者によると、台風の大雨のために河川や田などで 増水し、河川近くにあった木や木くず類、わらや枯れ草が大量に流されたとの見方が多いという。このため、漁業者の間には「大雨時に流されないような対策や呼びかけが必要では」との意見が出ている。
 また、防波堤とテトラポットの間に入り込んだ大量の流木やゴミ類の撤去作業では、建築業者が自主的に協力して取り組んでおり、漁業者は感謝している。