ID :
4561
公開日 :
2007年 8月25日
タイトル
[子ども継続受け入れ 仙台市が公立保育所民営化で説明会
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新聞名
河北新報
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元URL.
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/08/20070826t11029.htm
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写真:
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仙台市は25日、老朽化が進む木造の公立保育所21カ所のうち、2009年度に民営化を予定する原町(宮城野区)、大野田(太白区)の両保育所で、保護者に民営化への理解を求める初めての説明会を開い
た。
原町保育所の説明会には、保護者約10人が出席。市子育て支援部の境洋文部長が、民営化を進める経緯や民間事業者が建て替える時などのルールを定めたガイドライン、09年10月に民間に移行する同保育所の
整備計画を説明した。
質疑応答では、保護者から「子どもを継続して受け入れてほしい」「移行前の半年間行う公立、民間の合同保育は公立が主体か」「民間になっても同じ保育士に世話をしてもらえるのか」などの質問があった。
市側からは(1)子どもの継続受け入れは可能だ(2)移行前半年は公立が主体となる(3)同じ保育士になるかどうかは現時点で回答できない―などと答えた。出席者から、民営化そのものに反対する声はなかった。
市は10月に開始する民間事業者の公募に合わせ、原町、大野田の両保育所であらためて保護者説明会を開催する予定だ。
公立保育所の民営化方針は、市が6月の市議会常任委員会で表明した。対象は築25年以上の木造老朽保育所21カ所。「民設民営」が基本だが、発達障害やアレルギーなどの子どもに専門的な支援をする「公設公営」
も検討する。市内の認可保育所は現在118カ所あり、うち公立は50カ所(分園1カ所)。