ID :
4485
公開日 :
2007年 8月19日
タイトル
[自分の"母校"思い出して 木造校舎写真展 御前崎
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新聞名
静岡新聞
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元URL.
http://www.shizushin.com/local_west/20070818000000000055.htm
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元urltop:
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写真:
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約20年前から木造校舎の撮影をライフワークにしている伊豆市柳瀬の写真家山下喜幸さん(40)の「木造校舎写真展」が19日まで、御前崎市立図書館「アスパル」で開かれている。入場無料。
北海道から九州まで全国各地を旅して撮影した木造校舎の写真27点が並ぶ。国の重要文化財に指定された校舎やダム建設で水没が決まった校舎、閉校を控えた最後の卒業式や運動会の写真もあり、郷愁を誘う校舎
と子供たちの素朴な笑顔が人気を集めている。
山下さんはバブル景気全盛だった約20年前に北海道を1人旅。古い物は次々取り壊してしまう時代だったが、バスの車窓から見た古い木造校舎の姿にハッとした。「人の幸せはお金ではない」と気付かされたという。
山下さんは「子供たちを母親のように温かく包み込む木造校舎の姿はまさに母校の名にふさわしい。写真展を見てくれた方々もあらためて母校という言葉を見直してもらえたら」と話していた。
御前崎市白羽から訪れた女性(63)は「懐かしく思える写真ばかり。こんなに素晴らしい木造校舎がだんだん減っていくのは寂しいですね」と感慨深そうに見入っていた。