ID　2314

登録日　 　2006年 12月18日

タイトル

甲州種ブドウの木「甲龍」 新宿御苑に枝分け

新聞名

山梨日日新聞

元URL.

http://www.sannichi.co.jp/local/news/2006/12/19/2.html

元urltop:

写真:

　

甲州市勝沼町内に自生する樹齢１００年余りの甲州種ブドウの木「甲龍」が、来春にも東京・新宿御苑に枝分けされることになった。明治期に新宿御苑に甲州種ブドウの木があったとする文献が残されている ことから、広く甲州種ブドウをアピールするきっかけにしようと、県内のワイン醸造家やブドウ生産農家らが働き掛けた。今後植え付け時季などを検討し、御苑内の栽培温室で育てられる予定という。 　御苑への枝分けを計画したのはワインメーカー大和葡萄酒（甲州市勝沼町）と県内のブドウ生産農家らが設立した「甲龍生産者組合」（椚更一組合長）。 　同組合によると、一九八六年に大阪府立農業大学校の小寺正史講師が発表した研究論文「大阪府におけるブドウ栽培の歴史的変遷に関する研究」の中に、「現在大阪府で栽培している“甲州”は、大阪府勧業課が明治 十一年ごろ（中略）、東京内藤新宿御苑から苗木の配布を受けた山梨県産の“甲州”を育苗したもの」との記述がある。