ID 2304
登録日
2006年 12月16日
タイトル
守山の目田川岸に移植 撤去予定の阪神・淡路大震災追悼サクラ
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/00/sga/20061217/lcl_____sga_____009.shtml
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元urltop:
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写真:
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阪神・淡路大震災の犠牲者を追悼しようと3年前、守山市三宅町の旧平安女学院大びわ湖守山キャンパスに植えられたサクラの木が16日、同市守山の目田川岸に移植された。学校の管理者が代わり、新校舎
建設で行き場を失っていた木々。市民の情熱で来春、川沿いに美しい花を咲かす。
震災犠牲者をしのび、全国に広まった桜並木「レクイエムロード」の1つ。2003年、当時の職員と市民でつくる「まちづくり研究会」の有志が、キャンパス内に30本の苗木を植えた。
その後、学生不足でキャンパスは閉鎖。代わって管理者となった学校法人立命館が敷地内に中学校の新設を決め、サクラは撤去される運命に。
一方、市内の緑化や保全に務める市民団体「緑創会」(西村悌子会長)が、川沿いに桜並木を設け、憩いの場にしようと計画。だが、JR守山駅前の緑化などを優先、サクラは後回しとなった。
それぞれの構想を知った市は、両者に移植を提案し、学校側が快諾。サクラの移植費用約20万円は同会が負担した。
この日は同会や地元青年会議所、同校の生徒ら約50人が参加。両岸の土手約200メートル間に23本を植えた。立命館守山高1年、浅野敬二郎さん(16)は「犠牲者への思いがこもった木。地域で残せていけたら」と作
業をしていた。
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