ID 2273
登録日
2006年 12月12日
タイトル
木橋風の桜門橋、1月下旬完成 姫路城
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新聞名
神戸新聞
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元URL.
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000190098.shtml
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元urltop:
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写真:
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整備方針をめぐり、「鉄橋か木橋か」で論争が起きた世界遺産・国宝姫路城の「桜門橋」について、姫路市は十一日、来年一月下旬に完成し、二月十七日に渡り初めをすることを明らかにした。桜門橋の完成で
、家老屋敷跡公園や市道城南線の拡幅、武士の待機場所「武者溜(だ)まり」の復元など、大手門南地区の整備事業は一段落する。(佐々木道哉)
桜門橋は、明治初期まで大手門の内堀に架かっていた木橋。今回復元するのは、長さ二十二メートル、幅員七メートル。橋脚や橋げたは鉄筋コンクリート製だが、全体に化粧板を張り、外観は木橋風に仕上げる。総事業
費約二億円。
同市は二〇〇四年八月、学識経験者らによる整備検討会を設け、橋の形態などを検討。設計図など木橋の復元に必要な資料が見つかっていないことや、消防車など大型緊急車両の通行を考慮し、木橋では強度面で
問題があると判断した。
これに対し、市民グループが完全な木橋の復元を求め、約一万人の署名を市に提出。その後、市は当初計画でアスファルト製だった橋の路面を木製に変更していた。
大手門南地区では、一九九五年度から市道城南線の付け替え工事が始まり、その後、家老屋敷跡公園などを整備。同市城周辺活性化センターは「今回は管理用の連絡橋で暫定的なもの。将来、詳細な資料が見つかれ
ば木橋の復元も検討したい」と話している。
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