ID 2148
登録日
2006年 11月26日
タイトル
平和記念公園 木片チップで樹木いきいき
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新聞名
産経新聞
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元URL.
http://www.sankei.co.jp/local/hiroshima/061126/hrs000.htm
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元urltop:
-リンク切れ-
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写真:
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広島市中区の平和記念公園に植わった樹木の根元に木片チップを敷きならし、樹勢の回復を図る作業が25日、行われた。ボランティア約120人が参加。公園内の木々は新鮮な空気をたっぷりと吸い込み、全
国から訪れる観光客に、青々とした枝葉を披露する。
公園内には現在、ソメイヨシノやクスノキ、ケヤキなど約1200本の樹木が植えられている。しかし、平成8年から実施した樹勢調査で、枝枯れや葉色の悪化などの衰えが深刻化。そこで、広島市は11年度から毎年、街
路樹などの剪定(せんてい)で破砕した枝を発酵させた木片チップを木の根元に敷きならし、回復を試みている。
木片チップの敷設は、硬くなった土の通気性や通水性を良くし、樹勢が良くなることで知られる。昨年度までに公園の緑地帯総面積約3万2000平方メートルのうち、約7割にあたる2万2000平方メートルの作業を終え
ており、今回の作業で8割方が完成する見通し。
この日は、子供から大人まで幅広い年齢層で構成する「平和記念公園樹木いきいきボランティア」のメンバー約120人が参加。樹木一本一本の根本に盛られた木片チップを、くま手を使って丁寧に敷きならしていった。
作業で一面がチップの濃い茶色に染まり、木々が息を吹き返したようだった。
勤務する会社のボランティアで参加した同市南区の会社員、政岡規代さん(32)は「最初はボランティアだという気持ちが強かったが、やってみるといろんな人とコミュニケーションが取れ、街の緑化にもつながってい
ると思うと、得した気分。いい汗をかきました」と話していた。
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