ID 1959
登録日 
 2006年 10月31日
タイトル
お手植えの桜すくすくと 97年、両陛下ご訪問記念
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新聞名
サンパウロ新聞
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元URL.
http://www.spshimbun.com.br/content.cfm?DO_N_ID =13581
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元urltop:
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写真:
 
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一九九七年五月から六月にかけて、天皇皇后両陛下が国際親善のためにご訪伯された際、サンパウロ総合大学(USP)の構内に二本の桜の苗をお植えになられた。当時は一メートルにも満たないほどのか
わいらしい桜の苗だったが、今では三メートル以上の立派な桜の木に成長している。
 
 《移住者協会役員が守り育てる》
 
 それでも、お植えになられた九七年からしばらくほったらかしにされた状態だった。USPとして管理の仕方が十分ではなく、ほとんど自然の摂理で成長してきた。
 
 二〇〇三年に戦後移住五十周年記念事業の一環でUSP構内に数千本の桜、イッペーなどが植えられてから、天皇皇后両陛下が植樹された二本の桜の運命は変わった。
 
 ブラジルニッポン移住者協会の役員を務める石川準二さんは、〇三年から最低週一回はUSPに通い、五十周年記念事業に植樹されたものとともに、毎週欠かさず天皇皇后両陛下の桜を手入れしている。
 
 石川さんは「手入れを始める以前は、枝が突き出しほとんど世話がされていない状態だった」という。
 
 天皇皇后両陛下がお植えになられたことを示すプラッカもないため、それでもいたずらされずに今まで成長し続けてきたことは幸いだ。
 
 石川さんは、天皇皇后両陛下の「足跡」をこれからもしっかり守り続けていく。
 
 〔写真:天皇皇后両陛下がお植えになられた二本の桜〕
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