ID 1927
登録日
2006年 10月26日
タイトル
三内丸山遺跡 4本の木柱取り上げ
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新聞名
北海道新聞
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元URL.
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20061026&j=0048&k=200610261664
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元urltop:
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写真:
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青森市の国特別史跡・三内丸山遺跡で二十五日、遺跡北西端部から見つかった四本の木柱の取り上げ作業が行われた。
木柱はクリ材で、掘っ立て柱建物の柱の根元とみられ、うち一本は直径約六十センチ、長さ約一メートル。縄文中期、約四千七百年前に伐採されたとみられる。
この日の作業では、木柱を傷つけないようにウレタンと鉄枠で囲み厳重に保護。クレーンで慎重に取り上げられた。
木柱はクリーニングした後、専門家によって年輪の幅の分析や放射性炭素年代測定などが行われる。保存処理が施され、展示されるのは再来年になるもよう。三内丸山遺跡対策室の中村美杉文化財保護主幹は「取り
出したことで、柱底の石おのの跡など、加工の仕方を知ることもできる」と期待を寄せた。
周辺では別の二本の木柱や柱穴なども見つかっており、その配置や規模などから、掘っ立て柱建物数棟があったと考えられている。
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