ID 1772
登録日
2006年 10月 3日
タイトル
駒込 ソメイヨシノゆかりの地 庭園めぐりの後は天然温泉でひと休み
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新聞名
ヨミウリホームガイド
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/homeguide/walk/20060925hg02.htm
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元urltop:
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写真:
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駒込駅の南口を出ると、小さなロータリーの右側に、片側3車線の広い道路が延びていた。横断歩道を渡り、この本郷通りを左に向かって歩いていくと、5分ほどで「特別名勝 六義園」と書かれた立派な太い
木の柱にぶつかる。そこから脇道に入ると風情あるレンガの塀が続き、その塀が途切れたところが、東京が誇る伝統的日本庭園の一つ「六義園」の正門だ。
この庭園は元禄時代の1702年、川越藩主の柳沢吉保によって作られた大名庭園として知られる。柳沢は五代将軍の徳川綱吉に気に入られ、異例の大出世を遂げた人物だ。中央には見事な枝ぶりの松や、丸く刈り込ん
だサツキに囲まれた池が配され、作り込まれた美しさを堪能できるが、周囲をめぐる細い小道に入ると、雰囲気が一変する。うっそうと茂る木々の間に渓流や古いあずまやが点在し、野趣あふれる風情も楽しめるのが魅
力だ。300年以上前に作られた庭園とあって、園内の木々は非常に背が高く、大人3人でやっと抱えられるくらい幹が太いものも多い。池にはコイとカメがたくさんおり、「『亀は万年』というから、江戸時代から生きているの
もいたりして」などと思ったりする。
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