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ID 1677
登録日   2006年 9月20日
タイトル
油彩に息づくチャチャニレ 約40年前に伐採 札幌・北1条通の老木
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新聞名
北海道新聞
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元URL.
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20060920&j=0019&k=200609203058
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元urltop:
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写真:
 
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札幌の美術研究家、紺野哲郎さん(77)が所蔵している油彩画に描かれた大木が、約40年前、市民に惜しまれつつ切り倒された札幌・北1条通(国道230号)のシンボル「チャチャニレの木」だったことが分か り、20日から市内で開く絵画展で特別展示される。当時、樹齢500年だった老木。紺野さんは「市民にとって懐かしい木。自宅に閉じ込めておくのは惜しいと思った」と話している。  油彩画は10号のサイズで、熊本出身の洋画家で日展参与を務めた桜田精一氏(一九一○-九九年)が六一年、創作旅行の際に描いた。紺野さんは九九年、市内の画廊でこの絵を購入。中央区北一西五の北一条通に あった旧道立図書館(現・道立文書館別館)の建物と、画面いっぱいに緑の枝を伸ばす大木が描かれていたが、どのような木なのか、詳しい内容は分からなかった。  これまでに道路管理者の札幌開建などにも問い合わせたが「ニセアカシアでは…」と、あいまいな答え。紺野さんは五月ごろから本格的に大木の生い立ちを調査。札幌の市史や美術関連の文献などを読み込み、画面に ある建物との位置関係などから「チャチャ」(アイヌ語で「おじいさん」の意味)の愛称で呼ばれたニレの木と特定した。  木は高さ約二十メートル、根元周りは約五メートル。立派な枝を広げ、近くには水飲み場もあった。市民は憩いの木と親しんだが、推定で樹齢五百年という老木のため保護が難しく、添え木をしても歩行者や車の通行に危 険が及ぶ恐れが生じたことから六七年四月、開建などが切り倒した。当時、市民からは「延命」を求める嘆願書も出された。  「時代の波に勝てず」と、倒木を大きく報じた六七年四月二十一日の北海道新聞によると、切り倒しに先立ち、神主が祝詞をあげて「冥福」を祈り、伐採式に臨んだ開建職員は「息子を失う気持ち。涙が出る」とコメントし ている。油彩画は、二十日から二十四日まで札幌市中央区南二西一○の中央区民センターで開く「シニア絵画・写真無審査文化展」の会場で特別展示される。(宮崎徹哉)
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このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

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