ID 1676
登録日
2006年 9月20日
タイトル
日立紅寒桜 新品種に
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新聞名
東京新聞
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元URL.
http://www.tokyo-np.co.jp/00/ibg/20060920/lcl_____ibg_____000.shtml
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元urltop:
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写真:
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日立市で見られる珍しい「日立紅寒桜」が農林水産省の審査をへて、新たな品種として登録された。平和通りとかみね公園が「日本のさくら名所一〇〇選」に指定されるなど、同市は桜と縁が深く、関係者は朗
報に喜んでいる。 (生島章弘)
桜は約四十年前からJR常磐線小木津駅の線路脇にあり、毎年晩冬から早春にかけ、電車の乗客や地元の人たちを楽しませていた。外見が似ている寒桜より一足早い一月中ごろに咲き始め、つぼみや花びらの色もより
濃い紅色だったことから、市民団体が調査したところ、新品種の可能性が高いと判明。市が二〇〇一年三月、種苗法に基づく品種出願申請を行い、今年八月になって登録された。これに伴い、市は「育成者」として種苗の
生産、配布などを独占できるようになった。
親木は寿命を迎え、線路脇から日高交流センター(同市日高町)に移植されているのは、“先代”から出た新芽を接ぎ木して育てた二代目。背丈は約三メートルとまだ小さいが、市観光課は「苗木を市内各地に植樹し、ま
ちづくりに生かしていきたい」と意気込んでいる。
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