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ID 1456
登録日   2006年 8月 6日
タイトル
柏原のごみ処分場跡に桜など植樹、住民ら里山再生計画
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20060808p302.htm
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元urltop:
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写真:
 
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奈良時代、歌人大伴家持(やかもち)が万葉集で桜をめでた大阪府柏原市の竜田越(たつたごえ)古道で、家庭ごみの埋め立て処分場跡地を、〈万葉の花の名所〉として復活させる里山再生計画が始まった。市 民グループが中心になって植樹した桜、梅、桃は計500本。個人が若木にそれぞれのネームプレートをつけて世話をする「花木の里親」も次第に広がっている。花が見ごろになる数年後には、周辺を公園として一般開 放する計画だ。
 竜田越古道は大和と難波を結んだ街道で、大伴家持が「竜田山 見つつ越え来し 桜花 散りか過ぎなむ 我が帰るとに」と詠んだことでも知られる。
 古道沿いの同市雁多尾畑(かりんどおばた)地区は、地元自治体3市が1998年まで谷あいにごみを埋め立てた。現在、段々畑状の跡地約7・3ヘクタールに雑草が生い茂っている。奈良の街並みを見下ろせる好立地を 生かして、柏原市が公園整備を計画。住民らも「家持が歌った花の名所を復活させよう」と、「竜田古道の里山を花の山にする会」(約280人)を結成した。
 同会は今年3月に桜300本、梅130本、桃70本の花木を植えた。さらに、ツツジやハーブなど季節ごとに楽しめる草木を増やす予定だ。
 さらに、自分の名前を書いた木製のネームプレートを取り付けた木を自分で手入れをする「花木の里親」制度も導入。すでに475人が応募し、「次の世代に、復活した里山を引き継ぎたい」と、子どもや孫の名前をプレ ートに記した人もいる。同市は今年度、基本設計費として1500万円を予算化。2年後には、休憩所や駐車場を整備する。
 同会世話人の山田光男さん(60)は「ごみ処分場を市民の憩いの場に変える、夢のある計画。『吉野の千本桜』のような名所にしたい」と話している。
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このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

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