ID 1455
登録日
2006年 8月 6日
タイトル
「海の森」基本構想調査をサンコーコンに委託 都財務局
.
新聞名
建通新聞
.
元URL.
http://www.kentsu.co.jp/tokyo/news/p00587.html
.
元urltop:
.
写真:
.
都財務局は5月19日、希望制指名競争入札を実施し、「中央防波堤内側海の森(仮称)基本構想調査」の委託先をサンコーコンサルタント(江東区)に決定した。委託金額は351万7500円。民間と進める協働
事業の内容のほか、施設規模、整備スケジュール案などを17年3月25日までまとめる。事業を所管する港湾局では、今回の調査結果を東京都港湾審議会での検討作業に反映させ、基本構想としてまとめる方針だ。
海の森の整備予定地は、中央防波堤内側埋立地(江東区青海2丁目地先、約195㌶)の東側半分に当たる約88㌶。都では、首都圏でのさまざまな可能性を秘めた貴重な空間と位置づけ、「水と緑のネットワーク」の核と
なるよう、大規模海上公園として整備する考え。
整備に当たっては、スケールメリットを活かした自然環境の再生を図り、ヒートアイランド現象を緩和する風の通り道や、多様な生物の生息域の確保などを目指す。
また、ボランティアやNPO、民間セクターとの幅広い協働関係の下、整備を実施していく方針。都では全体計画策定、設計・工事などを除く事業を、NPO法人、企業、都民との協働で展開していく方針だ
協働事業の範囲としては▽森づくり活動(土づくり、苗づくり、植樹、育成・管理)▽施設づくり活動(散策路整備、ベンチ・木柵の整備・設置、花壇整備、ログハウス建設、損傷補修、清掃)▽運営活動(イベントの企画・運営
、財源確保)-の三つを想定。
このため、今回の委託業務では、民間との協働事業が持続・拡大できるような事業手法を検討していく。協賛(資金、資機材)の受け入れ方策、人材育成方策、活動費用算定などが主な検討内容となる。
委託業務ではまた、主要施設の規模、整備スケジュール、概算整備費をまとめる。このうち整備スケジュールは、都が示すゾーニング案(8~10ブロック)に従い、ブロックごとに作成。このほか、樹木などの現況調査(樹
高、枝張、しおれ、葉色)も実施する。
..