ID 15498
登録日
2010年 3月26日
タイトル
受難の紅梅 白い花咲く 江前主席が1998年に植樹
.
新聞名
河北新報
.
元URL.
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100326t13030.htm
.
元urltop:
-リンク切れ-
.
写真:
写真が掲載されていました
.
中国の江沢民前国家主席が1998年、仙台市で記念植樹した紅梅が1輪の「白い花」を咲かせた。市博物館(青葉区)の「魯迅の碑」近くに植えられた梅は2005年、何者かに切断され、根元部分が別の場所に
移植された。花を付けたのは初めてで、紅色でないのは台木に使われた白梅の新芽が成長したためという。
移植された梅は高さ約1メートル60センチ、幹の直径約1.5センチに育った。市職員が23日、1輪が咲いているのを見つけ、つぼみも五つほど確認した。
市は紅梅を再生して市博物館に戻そうと、粘り強く養生を続けていた。市農業園芸センターによると、紅梅は樹勢が弱いため、苗の段階で白梅の根に接ぎ木するのが一般的。今回、花を付けた枝も江沢民氏が植樹した
際、台木として使用した白梅の部分から出たとみられる。
市は2月末、白色のつぼみを確認し、養生を続けても紅梅が咲く可能性は低いと判断。魯迅の碑のそばには代替の紅梅を植える方針を決めた。在日中国大使館にも連絡し「同じ種類の木なら問題ない」と了承を得たと
いう。
代替木は既に植樹され、もうすぐ見ごろを迎える。市交流政策課は「今年はアジア太平洋経済協力会議(APEC)などで仙台を訪れる中国の要人が増える。魯迅の碑と合わせて紹介したい」と話している。
..