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ID 15375
登録日   2010年 3月16日
タイトル
南方熊楠ゆかりのクスノキ、16日から公開 和歌山
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新聞名
MSN産経ニュース
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元URL.
http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/wakayama/100316/wky1003160304002-n1.htm
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元urltop:
-リンク切れ-
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写真:
 
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博物学者・南方熊楠ゆかりのクスノキで、平成19年9月に1本の大枝が折れたため、南方熊楠顕彰館(和歌山県田辺市中屋敷町)に寄贈された枝の一部がテーブルに加工され、同館に15日搬入された。16日 から公開する。
 「引作(ひきつくり)の大クス」といわれる三重県御浜町引作にあるクスノキは、幹回り約15・7メートル、樹高約31・4メートルと同県内最大のクスノキで、県指定天然記念物。高さ約4・4メートルのところから5本の大枝が 枝分かれしていた。
 明治39年の神社合祀(ごうし)令で、全国の神社林(鎮守の森)が伐採の危機となり、この木も44年に伐採されることになった。熊楠は反対運動を起こすとともに、民俗学者の柳田國男らに保護への協力を依頼。当時官 僚だった柳田らの尽力もあって伐採を免れたという経緯がある。
 熊楠によると、樹齢は約1500年。しかし平成19年9月29日、東側に張り出していた1本の大枝が倒木した。幹が腐食し空洞化したのが原因だった。解体し保管していた同町は利活用を検討した結果、熊楠ゆかりの木 だったため、熊楠が学究の拠点として移り住んだ田辺市に大枝の一部の寄贈を申し入れ、同顕彰館を運営する南方熊楠顕彰会に設置されることになった。
 昨年末に寄贈された大枝の一部は、横挽きされた3枚で長さ2・5メートル分。最も大きいのは直径2~1メートル(楕円形)、厚さ1メートル、重さ約1・2トン。同館は、2枚は皮をはいだだけで素材をそのまま生かした形で テーブル状にし、館内に展示することを決めた。残り1枚も利用方法を検討する。
 中瀬喜陽館長は「熊楠は巨樹に言葉があれば、樹下にたたずんだ人のこと、行き過ぎた旅人、歴史のさまざまを語る重要な証人と見ていた。クスノキの語る言葉に耳を傾けたい」と感慨深げだった。
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このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

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