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ID 14710
登録日   2010年 1月18日
タイトル
「墓地と化した国土」を受け継がせるのか
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新聞名
朝鮮日報
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元URL.
http://www.chosunonline.com/news/20100119000048
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元urltop:
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写真:
  写真が掲載されていました
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今月14日午後2時ごろ、京畿道楊平郡楊東面桂亭里山6番地。車から降りた男女5人が、雪に覆われた山道を登って行った。やがて一行は、高さ13メートルほどあるヤマザクラの下で立ち止まった。木から1.5メ ートルほど離れた場所には、縦50センチ、横50センチ、高さ50センチの穴が掘られていた。50代の男性が、高さ20センチほどの粘土のつぼを注意深く穴の中に入れた。その上には土が盛られ、菊の花束二つが添えら れた。88歳でこの世を去った祖母の樹木葬が行われた「空の森追慕園(墓地)」の一風景だ。
 昨年5月にオープンした韓国初の国有樹木葬林である同園は、55ヘクタールの山林に造成された。マツ、アベマキ、ミズナラ、ヤマザクラなど、2009本を追悼木に選定した。18日現在、800本余りの木の周りにはおよ そ1400柱の遺骨が安置されている。碑石や土盛りの墓はなく、山林浴に訪れた感じさえする場所だ。故人の名前を記した木製の名牌がつるされているが、大きさが縦10センチ、横15センチと小さく、あまり目立たない。
 環境に優しい埋葬方法である樹木葬を大衆的に普及したのは、スイスの電気技術者ウエリー・ザウター氏だった。1993年、同氏のイギリス人の友人がこの世を去った。その友人から死ぬ前に、「一緒にいられるよう、ス イスに埋葬して欲しい」と頼まれたザウター氏は、遺灰を裏山の木の下にまいた。遺灰が木の肥やしとなり、友人と木は共生するという点に着目したのだ。ザウター氏は1999年、「フリードバルト(安息の森)」というブラン ドを立ち上げ、本格的に樹木葬林の事業を展開した。
 樹木葬はイギリスや日本、ドイツなど、先進国で新たな葬儀文化の代案として広まっている。一方、韓国ではようやく第一歩を踏み出したものの、足踏みしている状態だ。樹木葬など自然葬に関する法律が2007年によ うやく制定され、08年5月から施行された。それ以前に設けられた私設樹木葬施設は違法として取り締まりを受け、家族や祖先の遺骨を安置した国民が被害を受けた。
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このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

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