ID 1298
登録日
2006年 7月 7日
タイトル
巨大カラマツ守ろう 塩尻・楢川地区住民ら保存会設立へ
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/00/ngn/20060707/lcl_____ngn_____007.shtml
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元urltop:
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写真:
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塩尻市奈良井の権兵衛峠国有林内にある推定樹齢250年というジャンボカラマツを保存しようと6日、小口利幸市長や楢川地区住民ら約20人が現地を視察した。
このカラマツは、樹高34メートル、幹回り約4メートルの巨木で、2001年に林野庁が国有林の樹木の中から選定した「森の巨人たち百選」の1本。選定後、旧楢川村に「権兵衛峠ジャンボカラマツ保全協議会」が設けら
れ、案内看板設置や見学用遊歩道整備などが行われたが、塩尻市との合併で、活動は休止状態になっていた。当時の会員や楢川地区の自然環境保護NPO法人などが「貴重な自然遺産を守ろう」と、保存会設立準備会
を組織、市長らに視察を呼び掛けた。
参加者は、旧権兵衛街道から約30分、険しい山道を歩いて現場に到着。長年の風雪に耐え、天高くそびえる偉容に驚嘆の声を上げた。カラマツの根元にはアリが営巣し、大きな穴も見受けられることから、参加者たち
は「樹木医の診断を受ける必要がある」と、認識を一つにした。
小口市長は「これだけ大きいカラマツは、とても貴重。行政だけでなく市民の力も借り、協働の気持ちで守っていきたい」と話していた。
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