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ID 14562
登録日   2009年 12月29日
タイトル
水と緑の地球環境:保全林作り芽生え アジア・アフリカの指導者招き研修会
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/select/science/news/20091229ddm012040078000c.html
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元urltop:
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写真:
 
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アジア、アフリカの森林・農林業指導者らが、荒廃地対策を学ぶ国際協力機構(JICA)横浜国際センターの植生回復研修が実施され、18日に全日程を終えた。3年目の今回は、初回研修生による帰国後の植 樹実践が初めて報告され、成果が表れ始めた。
 研修は、荒廃地の現状や問題を共有し、植生回復の計画づくりや技術習得につなげるのが狙い。地球環境戦略研究機関国際生態学センター(横浜市、宮脇昭センター長)が協力し、07年に始まった。
 今回はインドネシアやケニアなど7カ国の政府関係者や研究者計12人が参加。横浜国立大や同センター研究者らの講義を受け野外調査や実習も体験した。
 研修取りまとめ役の矢ケ崎朋樹・同センター研究員によると、各国共通の問題は、住民が焼き畑や放牧のため森林を伐採し、植生や地力が十分回復しないうちに伐採を繰り返すためサバンナ状態になり、土壌侵食が拡 大していることだという。
 さらに、地域住民の貧困を背景に用材で売れる樹木や果樹など有用樹種が注目され、環境保全に役立つ樹種は関心が薄い。そこで、研修では生産林と地域環境を守るための防災環境保全林づくりを提案。宮脇センタ ー長指導の植樹祭やNPOの土づくり体験も取り入れている。
 今回報告された実践例は、07年に参加したフィリピンの州政府関係者が翌年に地元で土地本来の樹木などを3回にわたって植樹して順調に成長。さらに大学や小学校、地域のリーダーに植樹方法などを教えていると いう。
 研修生の一人、ラオス・ルアンプラバン県農林部行政計画長のラタナボンゴ・ブンチャンさんは、チーク材価格が安いためチークの人工林(単一林)を所有者が管理できずに放置、間伐がなされないため林床の表土が 流出している県の現状を説明。「下層植生を早く育てるために、研修で学んだことをもとに実験したい」と意欲的だ。【山本悟】=次回は1月19日掲載
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このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

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