ID　14423

登録日　 　2009年 12月16日

タイトル

植樹で里山再生を　福山・神辺　

新聞名

山陽新聞

元URL.

http://svr.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2009121510541540/

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豊かな緑を後世に残そう―。福山市神辺地区の地域住民が、同市神辺町下御領の堂々公園一帯で、松の苗木を植樹する活動「神辺四季の森づくり」を始めた。１３日には子どもから大人まで約３００人が参加し 、里山再生の願いを込めて約１０００株を丁寧に植えた。
　同公園一帯には広さ約１００ヘクタールの県内有数の松林があるが、松くい虫による立ち枯れなどが深刻化。植樹は、里山の緑を取り戻そうと、地元の県東部森林組合などが「ひろしまの森づくり県民税」を活用して企画 し、地域住民に広く呼び掛けて実施した。
　児童・生徒や町内会、消防団など地域ぐるみで参加。同組合があらかじめ枯れた松や生い茂った雑木などを伐採しておいた１ヘクタールにスコップで穴を掘り、苗木を１株ずつ植え付けた。苗木は害虫に強い品種で、 数年間で大きく成長するという。小鳥の巣箱３０個も設置した。
　今後は年数回の草刈りを行うほか、来年度以降も苗木を植樹して増やしていく計画。