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ID 14349
登録日   2009年 12月 9日
タイトル
福山の山の頂に“ツリーハウス”を建設中
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新聞名
朝日新聞
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元URL.
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000000912090005
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元urltop:
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写真:
  写真が掲載されていました
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福山市神村町の山の頂に広がる農場で、樹木を柱に利用した4階建ての“ツリーハウス”づくりが進んでいる。屋根は付けず、緑陰を楽しむバルコニーのスタイルで、建材には里山維持のため伐採した竹を活 用。使う樹木は、松永湾を見渡す山頂一帯の中で一番高い標高112メートルにある。来年のゴールデンウイークに完成すれば、山の上を飛んでいるような感覚が味わえそうだ。(広津興一)  ツリーハウスづくりに挑戦しているのは、同町の寺岡卓三さん(79)。プラスチック成型メーカーの創業者で、社長引退を機に「自然にかえりたい」と農業を本格的に始めた。だれもが気軽に農業に親しめる場になるよう 03年には自宅北側の山頂一帯広さ約3万6千平方メートルの開墾にも着手。その際、頂に青々と葉を茂らせていた高さ18メートルのミズナラが目をひいた。胴回りも2メートル近くあり、堂々とした大木。「この木に登れば 、見晴らしが良さそう。ツリーハウスを建てたら、気持ちがいいだろうな」と夢を描いた。
 11月にツリーハウス作りを紹介するテレビ番組を見て、その思いが再びわき上がり、同月下旬から建て始めた。どんな建材を使おうかと検討し始めたとき、浮かんだのが竹。竹はすぐ伸びるために里山を侵食し、最近 は各地で放置されて問題となっている。伐採する竹を有効活用しようと建材に充てることにした。この時期は竹が成長していて切るには最も良く、農場の周囲にある山林から180本ほどを切り出した。
 ハウスの設計図は、会社経営時代に工場や倉庫など約60棟に携わってきた経験を生かして自ら描いた。建設は農場のボランティアらとともに、農作業の合間に手がける。けたや梁(はり)には直径15センチほどの竹 をそのまま使い、座板には4~6等分にして並べ、平たくする。「自然の竹なので角材のようにまっすぐではなく、なかなか設計通りにはいかない」と苦心しながら、作業に取り組んでいる。
 4階のうち2階は40平方メートルの広さにして一度に50人ぐらい上がれる計画だ。「空気の良い場所で、みなさんに楽しんでもらえたら」と完成を心待ちにしている。
 一緒にツリーハウス作りを楽しみたいというボランティアも募っている。問い合わせは寺岡さん(090・3177・6981)へ。
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このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

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