ID 13928
登録日
2009年 11月 6日
タイトル
岐阜の梅田さんが手作り、人気--店舗「桜梅桃李」
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20091108mog00m040014000c.html
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元urltop:
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写真:
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岐阜市粟野西の梅田正一さん(33)が手作りした木のおもちゃが人気を集めている。昨年9月、自宅を改装してオープンした店舗「桜梅桃李(おうばいとうり)」には一つ一つに可愛らしい顔を描いたおもちゃ
や積み木、ミニカーのほか、ままごとに使うミニキッチンやベンチまで約60種類が並び、子どもはもちろんお年寄りにも好評という。
11年間勤めた製造会社を退職し、店を開いた。店名は仏教用語に由来し、「他人と比べることなく、それぞれの個性が輝くように」との思いを込めた。転身のきっかけは長女凪彩(なぎさ)ちゃん(3)の笑顔だった。梅田
さんが作った木のおもちゃに大喜びする姿を見て「プラスチックと違い、木はぬくもりが感じられる。乱暴に扱えば傷も付く。木を通じて、ものを大切にする気持ちを育ててほしい」と考えた。
独学で木工技術を身につけ、商品はすべて手作り。原料は国産材のみで、凪彩ちゃんが面白そうに遊んだ試作品だけを商品化する。赤ちゃん向け商品には接着剤の代わりに米粒を使う。さいころを木ばしで積み上げ
るおもちゃや、マジックテープでくっついた食パンをナイフで切る木製ストラップなどは「指先のリハビリになる」と高齢者に好評という。
今では東京や大阪から注文が舞い込み、口コミで近くの保育園から引き合いも。店の会員数は700人を突破した。梅田さんは「木のおもちゃを通して家族のコミュニケーションの機会を作ってもらえれば」と話す。問い
合わせは桜梅桃李(058・237・3776)。
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