ID　13849

登録日　 　2010年 3月　1日

タイトル

地域の輪で保安林再生を　能美　クロマツなど植樹

新聞名

中日新聞

元URL.

http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20100301/CK2010030102000138.html

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学校、企業から３２０人協力 　松林の保全、再生活動に取り組む根上森林連合会は二十八日、行政や各種団体、企業などの協力を募り、能美市中町、大浜町にまたがる松林に、病害虫被害に強いクロマツなど千五百本を植樹した。（田嶋豊） 　能美ライオンズクラブや市民グループ「高坂・根上緑を守る会」が協力の輪を広げ、市内外の小中学生や寺井高校の生徒、鶴来信用金庫、市商工会関係者ら総勢三百二十人が参加した。
　関係者によると、市内の海岸線約六キロ区間は、加賀市の加賀海岸と並んで松枯れ被害が激しい。連合会などは松くい虫被害を食い止めるため、薬剤の樹幹注入や伐採駆除などを進めている。
　今回植樹した介護老人保健施設はまなすの丘西側の約六千四百平方メートルも被害が激しいエリア。参加者は連合会と市が再整備した砂地にクロマツの苗木を植え、保水力やミネラル分が豊富な粉状の木炭と砂をま ぜてかぶせた。
　保安林は塩害から生活を守る役割を果たしており、関係者も「松はこの先、十年、百年生きる。命の息を吹き掛けてほしい」と話していた。
　事業には、いしかわ森林環境税などを活用し、この日はタイリョウザクラの苗木六十本も植えた。