ID　13778

登録日　 　2009年 10月30日

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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200910290004.html

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　広島県の天然記念物で樹齢約７５０年とされる、江田島市能美町鹿川のソテツの由来を紹介する石碑が28日、完成した。地元の住民グループがんこの会と市が協力して制作した。
　石碑は高さ約１・３メートル、幅約１・８メートル。鎌倉時代、屋久島（鹿児島県）から持ち帰って植えたとされる歴史や、県の天然記念物に指定された経緯などを刻んでいる。
　高さ約５メートル、周囲約７メートルのソテツは、これまでの台風被害で幹が傷み、木製の案内板も壊れていた。地域に親しまれたソテツを守ろうと、４年前から住民たち約20人が、幹の支え木を作るなど樹勢の回復作業 を始め、石碑の建立も企画した。
　石碑は、市の助成金や住民からの寄付金を活用し、約５カ月間かけて完成させた。小谷勉会長(70)は「これからも木の管理を続け、地域で後世に引き継いでいきたい」と話している。