川井の林道に「山の駅」　ログハウス風茶屋、トイレ整備

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新聞名 岩手日報

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川井村夏屋地区の住民でつくる夏屋ろばた塾（佐々木元治塾長）は、同地区を通る大規模林道八戸川内線の頂上付近に「山の駅　峠茶屋花楓（かえで）」とトイレを整備した。土、日曜日などに紅葉や山並みを 楽しむ通行者らへ、地元で作ったまんじゅうなどを販売。地元の資源を生かした地域活性化を目指す。
　峠茶屋はログハウス風の木造平屋建て約１３平方メートル。テーブルやカウンターなどを設け、土、日曜日や一部平日に、まんじゅうやお菓子など地元で作る特産品を販売できるよう整備した。茶屋からは周辺の山並 みが見渡せ、シーズンには紅葉が楽しめる。
　トイレは木造約６平方メートルの簡易水洗式。ほかにも駐車場兼用の祭り用広場も整備した。事業費は約５００万円で、村の小さな自治（集落活性化）推進事業補助金を受けた。
　夏屋ろばた塾は地元学に取り組んだことを契機に、各世帯前に屋号の看板を掲げているほか、山菜加工施設の整備、道路周辺に桜の苗木を植えるなど地域活性化に取り組んでいる。
　佐々木塾長は「地域活性化のほか、環境美化を考え、峠茶屋とトイレの整備を進めた。風光明媚（めいび）なこの道を通る人たちの癒やしの場としたい」と抱負を語る。