新校舎、木の香り　気持ちよく学習 新聞名 京都新聞

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　小中一貫教育を行う花背小・中（京都市左京区、児童生徒数３１人）の新しい校舎が完成し、１８日に記念式典が行われた。地元関係者ら約２７０人が出席、地元産など木材をふんだんに使い家のような空間 をイメージした校舎の完成を祝った。
　新校舎は、同区花背大布施町の花背第二中跡地に建てられた。鉄筋コンクリート造り２階建て（延べ床面積約２９００平方メートル）で、保育施設も併設。後期が始まった１３日から使用している。
　式典で、門川大作市長が「豊かな自然、伝統がある花背から、世界を担う人材が育つことを期待する」と祝った。児童生徒を代表して９年（中学３年）の大西大和君（１５）が「木の香りがして気持ちよく学習でき、リビング で全員で食べる給食はおいしい。この校舎を大切にしていきたい」とあいさつした。
　式後、児童・生徒が、地域住民も利用できる図書スペースや木製引き戸の教室、吹き抜けのリビングを出席者に案内した。
　同校は２００７年４月、３小３中学校が統合して開校、これまで別所小と花背第一中の校舎を使用していた。