植樹祭：きょう、コナラなど５５００本－－奥州万年の森植樹祭：きょう、コナラなど５５００本－－奥州万年の森

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新聞名 毎日新聞

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奥州市の奥州万年の森公園で２０日、世界で森林の再生活動を展開する宮脇昭・横浜国大名誉教授が指導して植樹祭が開かれる。昨年に続き２回目で、今回は開会式などに使う音響電源をすべて太陽光発 電でまかなう「エコ植樹祭」となり、地元小学生がドングリを拾って苗を育てる「苗木のホームステイ」にも挑戦する。
　植樹祭は、同市や市民団体などでつくる実行委が主催し、毎日新聞社などが協力。同公園の一部３０００平方メートルに、コナラやクヌギなど計５５００本を植える。
　太陽光発電は、移動式ソーラーパネルを会場に持ち込んで発電。一般電源を一切使わず、マイクやスピーカー、ＣＤデッキなどの電源すべてをまかなう。
　「苗木のホームステイ」は、市立白鳥小などの児童らが植樹祭後に地元でドングリを拾い、自宅や学校で実生の苗を育て、３年後の植樹祭で植える。
　植樹祭を控えた１９日は、宮脇さんの講演会が開かれた。８０人の参加者を前に、国内外の植樹祭の様子を写したスライドを上映。土地本来の樹木は津波や火災の延焼をくい止めるなど人命を守り、生態系をはぐくむこ とを説明し、「植樹祭では、命の喜びや尊さを子供たちに体で教えてください」と呼びかけた。