ID 13266
登録日 2009年 9月15日
タイトル
白石の温麺会社が出荷に使用 戦前の木箱見つかる
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新聞名
河北新報
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元URL.
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/09/20090916t15011.htm
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元urltop:
-リンク切れ-
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写真:
写真が掲載されていました
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宮城県白石市の温麺(うーめん)製造会社が出荷に使った戦前の木箱が、盛岡市の民家から見つかった。「昭和十五(1940)年度製」などと書かれたラベルも張られていて貴重だという。所有者は近く、地元の
奥州白石温麺協同組合に寄贈する。
木箱は縦30センチ、横24センチ、高さ17センチ。側面の色あせたラベルには、協同組合の前身「奥州白石温麺同業組合」の文字に加え、「機械製干温飩」とも書かれており、うどんが入っていた可能性がある。「松」の
表示は「誉」に次ぐランクの製品だったことを示す。
盛岡市松園の無職木下鉄雄さん(81)が自宅で入れ物として使っていた。木下家はかつて、同市中心部で米穀店を営んでおり、麺も仕入れて販売していたらしい。
協同組合によると、当時使われた木箱は、そのまま処分されることが多く、ほとんど残っていない。木下さん宅ではたまたま、店を畳んだ後、神棚の供え物を入れていたため処分されなかった。
「何げなく箱を使ってきたが、200キロ以上も離れた街からの届き物と思うと感慨深い。組合に寄贈したい」と木下さん。協同組合の吉見光宣理事長(53)は「戦前の木箱で、前身の組合名も記されている。ラベルも一緒
で珍しく、大切に保管したい」と話している。
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