ID　13179

登録日　　2009年 9月11日

タイトル

森林環境税助成　日田市で報告会　荒廃の登山道など整備　３団体が事例発表　改善求める声も

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47NEWS

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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/121105

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県は１０日、日田市の県日田総合庁舎で、土砂流出などを防ぐ機能が低下している荒廃森林整備のため導入した森林環境税の助成を受ける団体の活動報告会を開いた。会には日田市と玖珠町、九重町の林 業関係者や住民など約１００人が出席し、事例発表や意見交換を行った。
　森林環境税は県が２００６年度から導入。納税義務がある県民から年間５００円、法人からも資本規模に応じて徴収している。下草刈り用機材や苗木の購入財源にもなっており、助成団体を通じて０８年度までの３年間で ６９４ヘクタールの森林整備を進めてきた。
　報告会では、県の森との共生推進室、河津栄一郎主任が「県民意識の醸成」「環境を守り、災害を防ぐ森林づくり」など森林環境税が目的とする４本柱を説明。
　続いて、税を活用する３団体が活動事例を発表した。玖珠町の里山（つのむれ山）整備を行っている「つのむれ会」メンバーの藤野二六さん（６８）は「里山には角牟礼（つのむれ）城跡があり、台風被害などで荒れていた 本丸や登山道を助成できれいにすることができた」と話した。
　意見交換では「イベントやボランティア活動費よりも、生活に困っている林業就業者の援助や後進の育成に充てるべきではないか」「災害を防ぐための税だが、住民の生活圏内に植樹されては災害時に倒木が道路をふ さぎかねない」などの声が上がった。