ID 13101
登録日 2009年 9月 3日
タイトル
住友林業など、庭木として人気の高い「ソヨゴ」の新品種「ウィンタールビー」を発売
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新聞名
日本経済新聞
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元URL.
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID =230182&lindID =4
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元urltop:
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写真:
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庭木として人気の高い“ソヨゴ”の新品種
住友林業緑化(株) 「ウィンタールビー」 販売開始
住友林業株式会社(社長:矢野 龍 本社:東京都千代田区)とそのグループ会社であり、都市緑化をはじめ戸建住宅の外構・造園等緑化にかかわる総合的な提案を行う住友林業緑化株式会社(社長:井崎 則洋 本社:
東京都中野区 住友林業(株)100%出資)は、このたび、公園木や庭木として植栽される樹木であるソヨゴの新品種「ウィンタールビー」を共同開発し、9月1日より販売を開始いたしましたので、お知らせいたします。
「ウィンタールビー」は住友林業筑波研究所と住友林業緑化、浅子生産農場(埼玉県さいたま市)が共同開発したオリジナルの庭木鑑賞樹で、農林水産省での品種登録が完了(登録番号第17508号)しております。共同
開発した庭木としては「ホワイトラブ」(ハナミズキの新品種)等に続く三品種目となります。ソヨゴは花の少なくなる晩秋から冬にかけて赤く丸い実をつける常緑樹で、観賞用としても人気のある樹木です。特に本種「ウィ
ンタールビー」は、その実が大ぶりであるところが最大の特長です。住宅の南側から北側、つまり日向から半日陰のどの方位にも植樹が可能で、幅広い植栽提案が可能です。
■「ウィンタールビー」特長
名称 : ソヨゴ ‘ウィンタールビー’ Ilex pedunculosa ‘Winter Ruby’
※ ソヨゴ Ilex pedunculosa(学名 イレックス ペドゥンクローサ / モチノキ科 モチノキ属)
関東地方以西、四国・九州に分布する常緑高中木。雌雄異株で5~6月に
白い小さな花、晩秋から 2月に、赤い小さな7~9mm程度の実をつける。
葉は肉厚ながら軽やかさがあり、先端がとがっていて濃い緑色で葉の渕が
波うっている点が特長的である。公園木や庭木として植栽される。
ソヨゴの名前は風にそよぐ木という意味に由来すると言われている。
形態 : 常緑高中木 最終樹高は6~7m(予想値)
用途 : 観賞樹
花期 : 5~6月 白い小さな花
実期 : 11~2月 直径12mmほどの果柄が長くサクランボの様な赤い実をつける。
ソヨゴは雌雄異株で雌木のみ結実する。ウィンタールビーは全て雌木を接木しているので結実する。
成長 : やや遅め 枝が徒長しにくく、管理が比較的容易である。
従来種との違い:
・ 耐暑性、耐寒性が強く、東北地方から九州まで植栽可能。
・ 従来種の赤い実は直径7~9mm程度。「ウィンタールビー」では、12mmほどの直径があり、従来種に比べ大きく、晩秋から冬の花の少ない時期に一層美しく感じられる。
初年度販売目標:200本
■開発経緯
平成5年4月に定植した2000本の実生苗のなかから、平成8年4月から4年半かけて特性観察を行い、実の大きな品種を選抜・増殖を行い、品種登録を行ったものです。
■「ウィンタールビー」名前の由来
従来種に比べて実付きが良く、大きさもある本種の実は、花の少ない冬季に鮮やかな赤色で街を、そして庭を彩ります。その様子を冬のルビーに例えてこの名を命名しています。「ウィンタールビー」はソヨゴの品種登
録第1号になります。
住友林業グループでは、再生可能な自然素材である「木」にこだわり、「木」の特長を活かす提案を行っています。森林育成から住宅事業まで総合住生活関連企業として「住生活」に関するあらゆるサービスを通じて、
サステナブルな循環型社会の構築に貢献するため、様々な角度から「木」の魅力、すばらしさをお伝えしていく方針です。
(※参考資料あり)
住友林業緑化株式会社概要
1.設立 : 1977年4月1日
2.社長 : 井崎 則洋
3.資本金 : 2億円(住友林業(株) 100%出資)
4.年間売上高 : 279億円(2009/03期)
5.本社所在地 : 東京都中野区本町1-32-2
6.事業所 : 全国 80店所(2009/03期)
7.従業員数 : 486名(2009/03期)
8.事業概要 : 個人住宅の外構、造園工事、都市の緑化等
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