ID　12891

登録日　2009年 8月18日

タイトル

ブナ伐採で「説明を」　弘前の竹浪さんが森林監督署へ請願書

新聞名

陸奥新報

元URL.

http://www.mutusinpou.co.jp/news/2009/08/7835.html

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津軽森林管理署（安室正彦署長）が西目屋村の津軽峠付近にある散策道「ブナ巨木ふれあいの径（みち）」で倒木の危険があるブナを伐採したことに対し、日本自然保護協会自然観察指導員の竹浪純さん（５ ９）＝弘前市＝が１７日、伐採した理由の説明や放置された幹の除去などを求める請願書を同署に提出した。
　同署によると、散策道は同村の鬼川辺国有林にあり、毎年開通前に危険木の有無を調査し、必要に応じて伐採作業を行っているという。今年は７月７～９日に散策道沿いと近くにある「遊々の森」のブナ１０本を伐採した 。
　同署を訪れた竹浪さんは「看過できない問題であり、津軽森林管理署の考え方を聞きたい」と佐藤好明流域管理調整官に請願書を提出。これに対し、佐藤調整官は「請願があったことを署長に伝えて対応したい」とした 。
　竹浪さんは取材に対し「（散策道は）世界遺産区域外で津軽森林管理署の管理地だが、多くの観光客が訪れる公共的な場所。切り株を確認したが、伐採する必要があったとは思えない」とし、「伐採は関係機関と協議し て決めるべきだし、切られた幹が放置されたままなので適切に処理してほしい」と話した。
　佐藤調整官は「安全確保のために倒れかかったり、幹にひびが入っている危険木を伐採した。保安林なので県と協議した上で実施している」と説明した。