ID 12882
登録日 2009年 8月13日
タイトル
県内の巨木訪ね歩いて案内書出
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新聞名
山形新聞
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元URL.
http://yamagata-np.jp/news/200908/14/kj_2009081400241.php
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元urltop:
<-リンク切れ-
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写真:
写真が掲載されていました
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山形巨木探訪会会長の荒井栄四郎さん(71)=山形市双月町3丁目=が、「山形県の巨木たち」を自費出版した。県内の巨樹巨木を一本一本訪ね歩き、記録した中から162本を厳選したカラフルなガイドブック
だ。
高校時代山岳部に所属するなど、若いときから山歩きを趣味としていた荒井さん。40代に体調を崩したことをきっかけに、次第に巨木へと関心が深まっていった。「自然豊かな県内には100年、1000年の単位で生き続
けている巨樹巨木が多い。その姿は神々しく、人の及ばない畏敬(いけい)の念を感じる」。これまで訪れた巨木の数は300本を超える。7年前に立ち上げた山形巨木探訪会の会員は約340人。年3回、県内の巨木を巡る
会を開催している。
荒井さんが巨木を訪れるに当たって痛感したのは、各市町村など限定された地域の資料ばかりで、県内全域をカバーするものがないこと。探すのに苦労した経験から、巨樹巨木に関心を持つ人のための案内書出版を
思い立った。幹回り6メートル以上の木を基本とし、地域のバランスも考えて選定。それぞれ幹回り、樹高、樹齢、樹種などのデータと地図、解説を添えた。荒井さん自ら撮影した美しい写真がふんだんに掲載されている
。
長年巨木巡りを続けるうちに、大雪などで折れたり、人間の都合で切り倒された木に出合い、心を痛めたことも。「貴重な樹木が身近にあることを、地域の人たちに再認識してもらえたらうれしい」と語る。「山形県の巨
木たち」はA5判148ページ、1800円。350冊を作った。問い合わせは荒井さん023(631)4779。
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