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ID 12668
登録日 2009年 7月28日
タイトル
今度こそ?値上げ試みる合板メーカー
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新聞名
日本経済新聞
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元URL.
http://www.nikkei.co.jp/news/kakaku/column/20090725e1j2301k24.html
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元urltop:
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写真:
 
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住宅の壁や下地に使う国産針葉樹合板の卸値が低迷している。不動産市況は既に底を打ったとの声も聞こえ始めたが、合板業界にとっては、あまり現実味のある話とはいえない。この状況を打開しようと、動 き出すメーカーも出てきた。
 針葉樹合板の卸値は現在、指標となる12ミリ厚で1枚620~650円(東京地区、大口需要家渡し)。2年前の直近の高値に比べほぼ半値だ。3月に今年の最安値を付けた後は、いったん落ち着きを取り戻したが、7月に入 り相場は再び軟化した。
 「メーカー、流通、どちらにとってもよくない状況」(問屋)に危機感を抱き動き出したのは、メーカーだった。針葉樹合板大手のあるメーカーは8月受注分からの目標価格を1枚700円に設定した。「価格を従来の水準に 少しでも戻すことしか考えてない」と断言するメーカー担当者の声を聞く限り、「今度こそ」という強い決意が感じられる。
 メーカーには、今年数度に渡り値上げを試みたものの、需要低迷のあおりであえなく頓挫した苦い経験がある。現在の需要は当時とあまり変わらない。この状況下での値上げ打ち出しは、常に在庫増加と価格下落のリ スクがつきまとう。
 極端な安値が見られなくなった、需要家のプレカット工場の稼働率が向上してきた、といった明るい兆しも出てきている。だが、メーカーは「慎重に慎重を期す」として、減産の緩和は見送った。
 問屋関係者など流通側には値上げ頓挫を例にあげて今回の値上げ打ち出しに疑心暗鬼になっている向きもある。価格の低迷から脱出できるかは、逃げ水のような住宅需要の落ち込みに、メーカーの減産が追いつくか がカギになりそうだ。
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このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

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