ID 12541
登録日 2009年 7月10日
タイトル
44本中6本を保存 岩手公園のヒマラヤシーダ
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新聞名
河北新報
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元URL.
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090711t35012.htm
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元urltop:
-リンク切れ-
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写真:
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盛岡市の伐採計画をめぐって市民から賛否の声が上がっていた岩手公園の針葉樹ヒマラヤシーダについて、市は10日、公園の環境整備を検討する有識者懇話会で、44本のうち6本だけを保存する方針を
示した。近くにある18本のカツラも3本だけを残す。
市によると、保存するヒマラヤシーダは並木状の44本のうち両端の3本ずつ。25メートル以上ある高さを20メートル以内にし、遠くのどの方角からも1本ずつに見えるよう樹形を整え、ランドマーク的にする。
カツラは伐採するほか、1974年に市に寄付した盛岡ロータリークラブの意向を確認し、一部は移植の可能性も探る。
市は13日から市民の意見を募るパブリックコメントを行い、9月をめどに正式決定したい考え。ヒマラシーダは年内、カツラは来年度の伐採を予定する。
岩手公園内の樹木整備は、公園内で進める歴史文化施設整備に伴う。市は施設前の開放性を持たせるため、59本あったヒマラシーダをすべて伐採する方針だったが、反対する声も出たため、先行して15本を切り、
残る44本とカツラの扱いを検討していた。
ヒマラヤシーダについては(1)ランドマーク的保存(2)並木として約半分を保存(3)すべて伐採―の3案を比較。並木案は将来の倒木の危険性があるため、「施設前の開放性が確保され、保存を求める声にも応えられ
るランドマーク案が妥当」と判断した。
懇話会では「(大半の)伐採には理解を示すが、市民への十分な説明が必要」などの意見が出た。都市整備部は「市民に対する説明会も設け、理解してもらうように努力したい」と話している。
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