ID　12352

登録日　2009年 7月　1日

タイトル

かながわ瓦版/市民植樹祭のＰＲキャラ

新聞名

神奈川新聞

元URL.

http://www.kanaloco.jp/serial/entry/entryivjun090620/

元urltop:

写真:

　

来春、南足柄と秦野の両市で開かれる第61回全国植樹祭。これを機に南足柄市は「森林保護の理念を一過性で終わらせたくない」と、今年は５月に開催した市民植樹祭を来年以降も続けていく方針。市民植樹 祭のＰＲキャラクターには「足柄四人衆」を制作し、全国植樹祭にも併用する。「キャラクターグッズを作って、両植樹祭を盛り上げて」と市は商標登録せずに、企業などにデザインの利用を無償開放している。
　足柄四人衆は市職員３人がデザインなどを担当。市内を４地区に分け、それぞれに伝承が残る人物と伝説を選んだ。モチーフになったのは【１】市内で生まれ育ったという足柄山の金太郎【２】山中でまき拾いをしたとい われる二宮尊徳【３】天福寺（千津島）にたびたび訪れたという福沢諭吉【４】大雄山最乗寺のてんぐ伝説-。
　５月に市内で開催された全国植樹祭プレ大会を兼ねた第１回市民植樹祭では、地元の中学生が四人衆に扮（ふん）し、寸劇を披露した。
　市のキャラクター利用の呼び掛けに応じ、早速チョコサンドクッキーとピンバッジの２製品が登場した。
　クッキーは地元でまちづくりに取り組む特定非営利活動法人（ＮＰＯ法人）「金太郎プロジェクト実行委員会」が、チョコで四人衆を描いたクッキーで、特産の足柄茶チョコクリームを挟んだ。ピンバッジは市内の特産物販 売店「物産館あしがらの里」が企画。四人衆が一堂に会したものと、一人ずつ描かれたものの５種類だ。
　「このほか、プランターやポロシャツ、切手の引き合いがある」と市全国植樹祭推進課。問い合わせは、同課電話０４６５（７４）２１１１。
◇ 　全国植樹祭は、森林や緑に対する理解を深めてもらおうと、毎年、全国の都道府県の持ち回りで開催されている。来春は南足柄市の足柄森林公園丸太の森地区が天皇、皇后両陛下が植樹されるお手植え会場に、秦野 市の県立秦野戸川公園地区が式典会場に選ばれた。
　全国植樹祭の県のマスコットは実行委員会が公募した「かなりんちゃん」。秦野市観光協会はもともとあった観光ＰＲキャラクター「丹沢はだの３兄弟」を植樹祭の応援団に任命。関連グッズを製作している。