1. HOME
  2. 木の情報発信基地Top
  3. 8.樹木
  4. 樹木・植樹・木のニュースアーカイブ TOP
ID 12276
登録日 2009年 6月19日
タイトル
延焼防いだ樹木…防・耐火性調べ冊子に/横須賀の鈴木さん
.
新聞名
神奈川新聞
.
元URL.
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryivjun0906515/
.
元urltop:
.
写真:
 
.
生け垣や庭木、街路樹などに燃えにくい木を植えて、家やまちを火災から守ろう―。横須賀市鴨居で造園の設計事務所を開いている鈴木一雄さん(68)は、一般的に造園に使われる約350種の樹木の防火・ 耐火性などの特性を調べ、冊子「用意周到 わが家を守る防火樹・耐火樹」をまとめた。美しさだけではなく、防火などの用途に応じて植える樹木を選ぶことで、「安心な暮らしやまちづくりに役立ててほしい」と話してい る。
 鈴木さんは、昨年12月、自宅近くで住宅5棟が全半焼する火災が発生した際、生け垣の種類によって延焼の状況に差があることに気づいた。キョウチクトウが植えられた所の向かい側には延焼はなく、一方、カイズカ イブキの生け垣は燃えて、さらに隣接の住宅も被災していたという。
 鈴木さんは独立行政法人森林総合研究所(茨城県つくば市)に通い、資料の提供や指導を受けながら約3カ月かけて、樹木の特性を一覧表に仕上げた。スダジイ、コウヤマキ、ヤマモモなどは防火力が高く、ポプラ、ケ ヤキ、クスノキなどは防火力が低いという。
 また、長く庭づくりに携わってきた経験も踏まえて、常緑植物や葉肉の厚い植物は防火力が高く、樹脂を含む針葉の杉や松は防火力が弱いこと、水分を含む量や乾燥速度によって防火力に差がでること―などを項目ごと に解説した。
 鈴木さんは「種類や植え方によって植物に防火効果が期待できることは案外知られていない。家づくりや庭づくりの参考になれば…」と話している。希望者には実費(印刷・郵送代400円)で分ける。問い合わせは鈴木さ ん電話046(842)9292。
..

このページの公開日は1999年11月12日。最新更新日はです。

中川木材産業のビジネスPR その18 (公開2018.8.1 更新2019年11月11日 )