ID 12098
登録日 2009年 6月13日
タイトル
木棺はコウヤマキ製、やはり大王を埋葬 奈良・桜井茶臼山古
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新聞名
MSN産経ニュース
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元URL.
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/090613/acd0906131408004-n1.htm
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元urltop:
-リンク切れ-
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写真:
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初期大和政権の大王クラスの前方後円墳で、被葬者の魂を守る「玉垣跡」とみられる柱穴列(はしらあなれつ)が見つかった奈良県桜井市の桜井茶臼山古墳(全長200メートル、3世紀末~4世紀初め)で、遺
体を安置した木棺が、大型古墳で用いられるコウヤマキの木で作られていたことが13日、県立橿原考古学研究所の調査で分かった。昭和24年の調査で「トガの巨木」と鑑定されたがコウヤマキと判明。約60年ぶりに「
真実」が突きとめられた。
同研究所が、木棺を納めた竪穴式石室周辺を発掘したところ、長さ数センチの木の破片100点以上が出土。木棺の一部とみられ、顕微鏡で詳細に観察した結果、細胞の形などからコウヤマキと特定した。
竪穴式石室は、24年の調査によって、長さ6・8メートル、幅1・3メートル、深さ1・6メートルの規模と判明し、木棺の底板が長さ5・2メートル、幅70センチ分見つかった。当時の分析では、マツ科の針葉樹「トガ」と鑑定
されていた。
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