ID　11988

登録日　2009年 6月　5日

タイトル

白神の自然再生にとマップ　植樹などに活用を

新聞名

陸奥新報

元URL.

http://www.mutusinpou.co.jp/news/2009/06/6870.html

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東北森林管理局は、世界自然遺産白神山地周辺にあるスギ人工林を本来の天然林に戻していく自然再生活動の指針を示した自然再生マップを作製した。スギ人工林の現況、活動内容などが記されており、 植樹活動に取り組む団体などに配布し、自然再生に向けたボランティア活動の推進を図る。
　３日に弘前市内で開かれた白神山地周辺の森林（もり）と人との共生活動に関する協議会で、委員に示された。
　同管理局は２００８年度、活動の方向性をとりまとめるため、学識者で構成する白神山地周辺地域自然再生調査検討委員会を設置。委託を受けたアジア航測（本社東京）が現地調査を行い、その結果を基に目標、整備方 針を盛り込んだ計画書を今年３月に策定した。
　自然再生マップは、ボランティア活動を行う地域住民や団体などに、計画書の内容を分かりやすく周知するために作製。対象地１７カ所での活動や目標、周辺状況が記されているほか、対象者を「学童」「一般」「熟練」に 区分し、活動を行う団体が対象地を選べるように工夫している。
　同管理局は８月下旬～９月上旬に、自然再生事業やマップの周知を図るために公開ミニシンポジウムを開く。同管理局津軽白神森林環境保全ふれあいセンターの浅利一成所長は「マップは自然再生するための活動指 針。対象地域で活動する団体に配るので活用してほしい」と話した。