ID　11748

登録日　2009年 5月19日

タイトル

防風林再生に広葉樹　浜松市南区の遠州浜で住民ら植樹

新聞名

中日新聞

元URL.

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20090518/CK2009051802000184.html

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　松くい虫により松枯れなどの被害が出ている浜松市南区の遠州浜海岸で１７日、塩害に強い広葉樹林の苗木を植樹する「遠州浜の広葉樹防風林づくり作戦」があった。地元住民ら約１００人が計１５０本を植 え、防風林再生へ作業に汗を流した。
　県や県緑化推進協会が毎年の春秋に行う「森づくり県民大作戦」の一環。災害防止や美観に役立っている同海岸沿いのクロマツは、松くい虫被害の拡大防止のため伐採が進む。伐採跡地に植樹することで防風林を次世 代に継承し、効果を維持・向上させる狙い。
　今回はヤマモモ、クロガネモチ、クスノキなど６種類の苗木を用意。掘った穴に高さ２メートルほどの苗木を入れて土をかぶせた後、約２・５メートルの竹を幹に斜めにあてがい縄で固定する手順で進めた。
　参加者は県西部農林事務所の職員の手ほどきや説明を受けながら、約５メートル間隔で植えていった。同事務所の内野稔所長（５６）は、植樹する家族連れらを見つめながら「楽しんでやってもらえてありがたい。少しで も植樹の輪が広がっていけば」と願いを込めた。