ID 11609
登録日 2009年 5月 3日
タイトル
住民が「果実の里」づくりにアンズや桃植樹…箕輪町
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新聞名
信濃毎日新聞
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元URL.
http://www.shinmai.co.jp/news/20090506/KT090505SJI090001000022.htm
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元urltop:
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写真:
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上伊那郡箕輪町南小河内地区の住民有志が5日、地区内にある県史跡「上ノ平城跡」の南側斜面にアンズや桃、シダレザクラの苗木を植えた。長く人の手が入らずに荒れていた場所をきれいにし、「果実の里」
にしようとの願いを込めている。今後、桃やアンズの「里親」を募り、手入れの費用を受け取って収穫した果実を送る構想だ。
地区内でワインづくりなどに取り組むグループ「信州みのわもみじ湖夢くらぶ」が計画を練り、地区内に参加を呼び掛けた。城跡の環境美化に取り組む団体や自治組織が協力を申し出て、地権者も同意。昨年夏から伐採
や下草刈りを続けてきた。
植樹した場所はかつて桑や桃の畑だった約70アール。この日は約40人が参加した。斜面に5メートル間隔で穴を掘り、花も果実も楽しめるようにと選んだアンズ50本、桃10本、シダレザクラ6本の苗木を丁寧に植え
た。重機を運転した「夢くらぶ」代表の根橋英夫さん(52)は「将来的にはアンズ200本、桃40本、シダレザクラ30本にまで増やしたい」。里親制度の詳細は今後詰めるという。
上ノ平城跡からは中央アルプスも望めるが、地区外ではあまり知られていないといい、参加した清水義勇区長(64)は「この取り組みをきっかけに地区で一番の名所になれば」と話していた。
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