ID 1009
登録日 2006年 5月17日
タイトル
大茶樹で40年ぶり茶摘み/霧島・牧園
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新聞名
南日本新聞
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元URL.
http://www.373news.com/2000picup/2006/05/picup_20060517_5.htm
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元urltop:
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写真:
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霧島市牧園町下中津川で16日、同地区稼原(かせぎばら)に立つ大茶樹の茶摘みが約40年ぶりに行われた。長い生産の歴史を持つ霧島茶の銘柄普及を目指し、生産者らが中心となって復活。茶娘姿の女
性らが、やぐらの上で一葉ずつ丁寧に摘みとった。
茶の巨木は高さ4.5メートル、枝張り約6メートル、根回り約80センチで樹齢120年以上。戦前に国の天然記念物指定を受け、戦後枯死した日本一の茶樹の枝の挿し木から成長させた。かつては地元青年団が収穫して
いたが、1960年代後半に途絶えたという。
茶摘みに先立ち、今年4月に生産者らで立ち上げた霧島大茶樹保存会の辺田孝一会長(43)が「大茶樹を枯らすと、霧島茶も枯れてしまう気がする。長く保存し、知覧茶に負けない銘柄の確立に努めたい」とあいさつし
た。摘み取った濃緑色の若葉は約3キロ。釜いりして乾燥させ、一部は霧島神宮へ奉納するという。
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