ID 11160
登録日 2009年 4月 1日
タイトル
開花目前に山桜伐採 美波・展望台駐車場、住民から惜しむ声
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新聞名
徳島新聞
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元URL.
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2009/03/2009_123848052166.html
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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県や地元自治体などでつくる「南阿波サンライン再生プロジェクト委員会」が、観光道路・南阿波サンラインの眺望を良くするために進めている広葉樹の枝打ちで、第一展望台(美波町日和佐浦)駐車場脇の
山桜三本を伐採した。開花を心待ちにしていた住民は「せめて花が散ってから切ってほしかった」と残念がっている。
伐採されたのは樹高約十メートルの一本と約七メートルの二本。十メートルの方は樹齢約五十年とみられ、枝ぶりも良く、花の季節には訪れた人の目を楽しませていた。十九、二十の両日、再生委が展望台周辺約千平方
メートルを枝打ちした際に伐採した。
再生委によると、山桜は最大で幅十メートルほどに枝を広げており、展望台からの眺望には影響ないものの駐車場からの眺望が妨げられていた。展望台へは階段を上る必要があり、お年寄りや車いす利用者に配慮し
たという。
再生委は「見晴らしをとるか桜をとるか大変悩んだが、通年の景観を考え伐採することにした」としている。
地元の主婦(62)は「これからきれいな花を咲かせようという時期だったのに」と切られた桜を惜しむ。
サンラインでは沿線の広葉樹が伸び放題となり、最大の売り物である太平洋の眺望が遮られ利用者の不評を買っていた。このため再生委は昨秋から沿線各地で雑木を伐採している。
【写真説明】【上】伐採された山桜の切り株【下】伐採前の山桜(2月)=いずれも美波町日和佐浦の南阿波サンライン第1展望台駐車場
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