ID 11157
登録日 2009年 4月 6日
タイトル
エコ・ワード:照葉樹林 「鎮守の森」3割消失
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/life/ecology/news/20090406ddm016040007000c.html
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元urltop:
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写真:
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シイ、カシ、クスノキ、ツバキなど常緑広葉樹を中心にした森です。葉に光沢があるので照葉樹と呼ばれています。
ヒマラヤ中腹や東南アジア北部、中国、日本に分布していますが、日本では開発行為の影響で存続が危ぶまれています。本州では神社や寺の鎮守の森としてか、人が入りにくい急斜面などに断片的に残るだけです。横
浜国立大が1都4県(東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城)の172社寺で調べたところ、30年前と比べ約3割の鎮守の森が消失していました。
一方、宮崎県綾町には約2000ヘクタールの照葉樹林が残り=写真・西本勝撮影、市民らが世界遺産登録を目指しています。
民族植物学者の故中尾佐助は、照葉樹林帯に共通する文化を見つけ「照葉樹林文化」と名付けました。照葉樹林で、はぐくまれた日本文化のルーツが、まさに失われつつあるのです。
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