ID　10938

登録日　2009年 3月18日

タイトル

被爆桜：広島の桜、後世へ…　武庫川女子大付属中高で植樹式

新聞名

毎日新聞

元URL.

http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20090318ddlk28040416000c.html

元urltop:

写真:

　

「平和考えるきっかけに」 　西宮市枝川町の武庫川女子大付属中高校に、広島の原爆で被爆した桜（ソメイヨシノ）から増やした苗木が寄贈され、１７日、植樹式が行われた。生徒代表の中学３年生１０人が平和を願ってシャベルで苗木に土をかぶせ た。
　「被爆桜」は爆心地から約２・１キロにある安田女子中高校（広島市中区）で毎年花を咲かせており、樹高約５メートル。安田女子の生徒会が「被爆後も力強く咲く桜を後世に伝えたい」と発案し、昨年３月から、桜の枝を挿 し木した苗木２０本を育ててきた。このうち１２本が、同校と交流のある全国各地の学校に配られ、ソフトボール部の強豪校同士として以前から親交のあった武庫川女子にも届けられた。
　約１メートルに育った苗木は、ソフト部の練習場があるグラウンド脇の花壇に植えられた。数年後には、美しい花を咲かせる見込みという。式典に参加した武庫川女子大付属中学３年、木之下美咲さん（１５）は「戦争や平 和を考えるきっかけにしたい。育つ様子を見守っていきたい」と話した