ID 10937
登録日 2009年 3月18日
タイトル
思い出の桜でイス製作 完成にあわせ駅に寄贈
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新聞名
東京新聞
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元URL.
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20090319/CK2009031902000048.html
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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高架化に伴って伐採された武蔵小金井駅の桜の木を使い、小金井市本町二の会社員大沢賢治さん(49)が作ったいすが十八日、「まちびらき」に併せて同駅に寄贈された。同駅は「桜に縁が深い小金井にぴっ
たりの贈り物」として、北口改札内に伐採前の写真を添えて展示している。
いすは幅、奥行き、高さとも約九十センチで、重さは百キロ以上。大沢さんが約三年かけ、自力で製作した。
材料になった木はもともと、駅の下りホームの近くに続く桜並木の中の一本だった。幹の直径が一メートルを超すまで成長し、春には美しい花を咲かせたが、二〇〇五年、高架化工事に伴い伐採された。
名残惜しさを感じた大沢さんは、JRに伐採後の木を譲ってもらい、「駅の利用者が触れられるものを」といすの製作を決意。山の木を伐採するボランティアの経験を生かし、チェーンソーや工具を使い、作り上げた。
小金井市は江戸時代から桜の名所。いすは破損などを避けるため、展示にとどめられたが、大沢さんは「桜並木を何らかの形で残したかった。桜と小金井の結び付きを知ってもらえれば」と話している。
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