ID 970
登録日 2006年 5月13日
タイトル
県が16日から奥入瀬渓流遊歩道の危険木点検
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新聞名
デーリー東北新聞
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元URL.
http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2006/05/13/new06051310.htm
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元urltop:
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写真:
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青森県は十六日から三日間、十和田八幡平国立公園・奥入瀬渓流遊歩道で、樹木医を交えて危険木点検を行う。遊歩道で落枝事故が起きた翌年度の二〇〇四年度から、県が単独で点検を行ってきたが、危険
木撤去に向けた許可手続きを円滑に進めるため、本年度初めて六関係団体に参加を要請した。しかし林野庁は、四月の遊歩道合同安全点検に続き、今回も参加を見送った。
不参加を決めた理由について、同庁三八上北森林管理署は、これまでも参加していなかった点や落枝事故をめぐる国家賠償訴訟で、同庁が裁判で管理責任を問われた点を挙げた上で、「本来遊歩道の安全管理は、歩
道を設置・管理する青森県が適切に行うべきだ、と考える」と話している。
危険木の処理に関しては「これまでも速やかに対応している。点検に直接参加しなくても支障はない」と強調する。
県観光企画課は「参加してもらえれば円滑な判断が可能だと思うが、やむを得ない」としている。
危険木点検は例年五月ごろ、県が遊歩道利用者の安全確保を目的に実施。遊歩道沿いの樹木の状況を調べ、終了後に関係機関から、調査で判明した危険木の撤去承諾を得ていた。
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