ID 10767
登録日 2009年 3月 5日
タイトル
国会議事堂前の梅は横手の大屋梅? 故・笹山茂太郎さん植えた説
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新聞名
秋田魁新報
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元URL.
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090305k
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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国会議事堂前に咲く梅は、横手市栄地区の大屋梅ではないかと、同地区の住民の関心を集めている。同地区出身で衆議院議員を9期務めた故・笹山茂太郎さん(1901?82年)が数十年前に植えたとの言い
伝えがあるためだ。「大屋梅保存会」の戸田義昭事務局長(66)は「樹木を愛した笹山さんが、古里を思いながら植えてくれたのではないか」と推測している。
栄地区は、江戸後期の紀行家・菅江真澄の「雪の出羽路」に記録されるなど梅の里として知られた。しかし1000本以上あったとされる梅の木は、1955年ごろからリンゴへの転換が相次ぎ、150本ほどに減少。住民が
70年に保存会を立ち上げ、植樹に取り組んでいる。
戸田事務局長が会員の1人から「国会に笹山さんが植えた大屋梅がある」と聞いたのは2006年12月。地区出身の在京者でつくる「ふるさと栄会」のメンバーにも協力を呼び掛け、約2年間にわたり情報収集をしたが、
公園を管理する憲政記念館にも植樹された経緯などの記録はなく、確証は得られなかった。
地区住民が直接見て確かめようと、先月25日に両会の会員ら15人が国会前の公園を訪れて調査。大屋梅と思われる木は7本あり、いずれも薄ピンク色の花弁や、幹のこぶなどが独特の特徴を示している。今後、同保
存会は5月下旬ごろになる実の特徴を調べるとともに、樹木医に鑑定を依頼する考えだ。
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