ID　10743

登録日　2009年 3月　1日

タイトル

リンゴの新わい化栽培 多収めざし推進／長野・ＪＡ

新聞名

日本農業新聞

元URL.

http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/modules/bulletin8/article.php?storyid=8502

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ＪＡ北信州みゆきリンゴ部会は２４日、リンゴ冬期研修会を中野市のＪＡ南部支所で開いた。部会員やＪＡ関係者ら約７０人が出席。栽培管理などについての研修会と、２００８年度生産販売実績と０９年度の生産 販売方針を確認した。０９年度は「サンふじ」の品質向上と消費動向に対応した品種・品目改善、さらに新わい化栽培を視野に入れて産地維持に取り組む。
　新わい化栽培は、従来の巨木化しやすいわい化樹の苗木を、成長しても作業しやすい低樹高に抑える新わい化技術。養成した苗木に更新することで、作業が省力化し栽培面積を増やすことが可能になる。定植２年目 から収穫でき、慣行より早期多収が見込める。
　ＪＡでは今秋をめどに、１ヘクタールを目標に新わい化樹の改植・定植を予定している。
　研修会では、長野地方気象台の内山秀明さんが「果樹栽培における気象情報の活用方法」、ＪＡ長野県営農センター顧問の小池洋男さんが「リンゴの整枝剪定（せんてい）と樹勢および果実品質への影響・リンゴの新わ い化栽培方法とは」、ＪＡ全農長野北信事業所の小林一文さんが「販売流通視点から見たＪＡ北信州みゆき果樹産地および生産者への提言」と題して講演した。
　参加者は温暖化による栽培への影響や消費者動向、高品質生産に向けた剪定技術を学び、今後の産地づくりに向けて耳を傾けていた。